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ヴェイパーコフィン(2)仕様、装備、アイテム

 

レッズ・エララ世界の機動兵器、ヴェイパーコフィンの解説記事第2回です

前回(マナ論)↓

redselrla.hatenadiary.jp

 
今回記事・もくじ
  • ヴェイパーコフィン誕生
  • ヴェイパーコフィン仕様
  • オプションとしてのアーティファクト
関連項目
  • 質量ブン回し型のバトルスタイル(アレリア、セリゼ)

(2)ヴェイパーコフィン誕生

火薬と同時期に生まれた「蒸気機関」なら爆発はしない。
だがこれでは鉄の塊は飛ばせない(「射出」=瞬間のベクトルが生まれない)
発想の転換が必要だった。求められるのはいつだってInnovationである。

発想の転換

\POM!/

……であれば、巨大なモノを蒸気機関で動かせばよいのではないか?


というわけで、蒸気機関に「水」と「火」の精霊機関をハイブリッドしたエンジンを積んだ、蒸気機兵が作られた。
エンジンがどうしても巨大になるので、8メルタル以上の大きさにならざるを得ないが、同時に得られる出力は人間の数百倍。
これでぶつかるだけで全身鎧の騎士も小型の竜も複雑骨折!!(※1

 

※1……ようは悪魔騎士アレリアや、セリゼ・ユーイルトットの戦闘スタイルである。つまり「1tトラックがギロチン搭載して突っ込んできたら、剣術云々言ってられんだろ」式の武力です。

これが、ヴェイパーコフィンの誕生である。Vapor Coffin 略してVC

では一例として……

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ヴェイパーコフィン正面図

 

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背部ボイラ、シリンダー、排熱機関

写真のヴェイパーコフィンの仕様は

  • 右手、延長型・武装特化マニュピレータ。のびる
  • 左手、汎用ハンドマニュピレータ。バリスタを持つ
  • 背部 左右非対称型蒸気機関【シェイ型】。右側で上に伸びてるのがボイラ、左側でナナメ下にいってるのがシリンダ、水タンク。ナナメ上にいってるのが排熱ダクト。
  • 右手を伸ばして前傾姿勢でなぐる。左手で弓矢を放つ。

●ヴェイパーコフィン(VC)の仕様

基本的な外見としては、ずんぐりむっくり。ATより足が短くてかなりの重量感がある。蒸気の排気を利用してローラーダッシュ走行なども可能


全長は8~11m(メルタル換算、約8)、重量50~90t(トン)
起動時の重量は、内訳として、何せ水と燃料(基本的に石炭。木炭式もあるが、そこは駆動する地方の状況による)が重い。


継戦能力(戦闘可能時間)が低い。10分たったらピットイン(前線離脱)
VCをまともに戦線投入しようとしたら、オプションとして「火の魔石」や「魔法の水瓶」といったアーティファクト(魔法アイテム)が必須となる。科学の申し子VCといえども、便利な魔法アイテムは使っていきましょう。

 

●オプション・アーティファクト解説

・「火の魔石」……直径1m程度の黒い石。700度までの高熱を発する。
最大温度を放出した状態は、20分程度維持出来る。溶岩1.5tを、石炭等の触媒と共に術式で処理して精製する。術式の成立には1~2日が必要。

 

・「魔法の水瓶」……大人が一抱えする程度の水瓶。10万m^3(立方ミリリットル)までの水を溜めておくことが出来る。
(イメージとしては、異空間収納ではなく、水を物凄く圧縮して押し込んでいる式、としてください)
再利用が可能だが、それだけの水を漕ぐ(濾過)必要がある。

仕様2、装備による戦闘スタイル

ヴェイパーコフィンの仕様に話を戻す。
当然、VCは機体ごとに性能差があり、新型の量産機だと手足が長くなり、旋回性能や走破性、機動性が上がる。
ただし、バランスが取りづらいので、操縦にはセンスか熟練が必要。

メイン武装ハンマーアーム突撃用のラム(衝角
クローアームメイスハンマーを持たせて殴るのも一時期流行ったが、敵より先に自機のアームがイカレるので廃れた。
サブウェポン/射撃武装として、蒸気式バリスタ。鋼鉄の弓と弦を蒸気機関で巻き上げ、セットされたパイルや鉄球を打ち出すもの。有効射程は30m前後。
射程はないが、直撃すれば機兵の正面装甲も貫通、あるいは大きくひしゃげさせることが出来る。当然、連射は困難。

また、恐ろしく使いにくいが、チェーンフレイル(10m前後の鎖の先にスパイク付きの鉄柱をつけた品)も装備する機体がある。

 

 

次回(3)蒸気騎士 につづく……

 

ヴェイパーコフィン(1)

ヴェイパーコフィン(VC)
Vapor Coffin(直訳:蒸気棺桶)

蒸気機関をエネルギー源とする、レッズ・エララの汎用人型機動兵器。
ハイパワー・ずんぐりむっくり。

コンセプトは
「重い物理で殴る」
「銃と剣と魔法、が同居する蒸気魔法科学世界観」

 

もくじ(各項目のタイトルは仮題)

  • (1)マナ論と火薬、暴走
  • (2)ヴェイパーコフィン(誕生、基本仕様)
  • (3)蒸気騎士(ハイエンド機)
  • (4)電装系以降のヴェイパーコフィン、スチームオートマタの展開

 

関連項目

 

(1)マナ論、マナと火薬と爆発と

レッズ・エララ世界には「マナ(=魔素)」が存在している。マナは大気や水、あらゆるものに交じって存在している。
みなさんおなじみの「魔法(魔術)」は、マナを作用の源とする。

レッズ・エララの中世時代末期(近世前夜)……
常に争いあうサルのごとき人類であっても、科学が発達していき、ついには火薬が発明された。ま、待ってくれ、武装したサルとか言うのはちょっと待ってくれ

まず、最初に手榴弾のようなものが作られ(ま、待ってくれ…)、そして火薬の爆発力で鉄球を飛ばすことになる(原始銃)

しかしこの火薬、というか「密閉された空間で火薬を発火させる」という原理が、非常によろしくなかった
なぜなら、マナはある一定の空間内で強い衝撃(あまりにも急激な体積の膨張による圧力)を受けると、連鎖暴走するという性質を持っていた、からだ。

……いわゆる「・鉄砲、大砲」と呼ばれる概念は生まれ得た。
しかし、これは常に「マナの暴走」を引き起こす危険性をはらんでいた。
マナは「どこにでもある」ため(マナ汎存在性)、完全に暴走の危険性を排除することは、出来ない。

したがって、銃・鉄砲(原始銃)は、原理的には誰にでも扱え、かつ一定以上の殺傷力を持つ武器ではあったが、これを使う奴は「死にたがり(スーサイダー)」「博打打ち(ギャンブラー、あるいはファンブラー)」の異名(悪名)を得ることになるのだった。

 

(2)ヴェイパーコフィン誕生 に続く

 

原案 小西 裕
文章ちょこっと編集 残田響一