ヴェイパーコフィン(VC)
Vapor Coffin(直訳:蒸気棺桶)
蒸気機関をエネルギー源とする、レッズ・エララの汎用人型機動兵器。
ハイパワー・ずんぐりむっくり。
コンセプトは
「重い物理で殴る」
「銃と剣と魔法、が同居する蒸気魔法科学世界観」
もくじ(各項目のタイトルは仮題)
- (1)マナ論と火薬、暴走(いまここ)
- (2)ヴェイパーコフィン(誕生、基本仕様)
- (3)蒸気騎士(ハイエンド機)
- (4)電装系以降のヴェイパーコフィン、スチームオートマタの展開
関連項目
(1)マナ論、マナと火薬と爆発と
レッズ・エララ世界には「マナ(=魔素)」が存在している。マナは大気や水、あらゆるものに交じって存在している。
みなさんおなじみの「魔法(魔術)」は、マナを作用の源とする。
レッズ・エララの中世時代末期(近世前夜)……
常に争いあうサルのごとき人類であっても、科学が発達していき、ついには火薬が発明された。ま、待ってくれ、武装したサルとか言うのはちょっと待ってくれ
まず、最初に手榴弾のようなものが作られ(ま、待ってくれ…)、そして火薬の爆発力で鉄球を飛ばすことになる(原始銃)
しかしこの火薬、というか「密閉された空間で火薬を発火させる」という原理が、非常によろしくなかった。
なぜなら、マナはある一定の空間内で強い衝撃(あまりにも急激な体積の膨張による圧力)を受けると、連鎖暴走するという性質を持っていた、からだ。
……いわゆる「銃・鉄砲、大砲」と呼ばれる概念は生まれ得た。
しかし、これは常に「マナの暴走」を引き起こす危険性をはらんでいた。
マナは「どこにでもある」ため(マナ汎存在性)、完全に暴走の危険性を排除することは、出来ない。
したがって、銃・鉄砲(原始銃)は、原理的には誰にでも扱え、かつ一定以上の殺傷力を持つ武器ではあったが、これを使う奴は「死にたがり(スーサイダー)」「博打打ち(ギャンブラー、あるいはファンブラー)」の異名(悪名)を得ることになるのだった。
(2)ヴェイパーコフィン誕生 に続く
原案 小西 裕
文章ちょこっと編集 残田響一