レッズ・エララ神話体系エピソード蒐集ブログ

ようこそ。この世界の名はレッズ・エララといいます。はじまりから終わりまで、一緒に楽しみましょう。

【キャラ紹介】「黒魔術師」エヴィルについて

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8TR戦線行進曲 2ndシングル「Report of RedsElrla 2」ジャケット

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「時雨とエヴィル」

キャラ設定「エヴィル」

中世篇「時雨とエヴィル」シリーズ 主人公コンビの片割れ

テーマソング:「ジニアスドメイン」(Report of RedsElrla 2、Report of RedsElrla 3収録)
「時雨とエヴィルのテーマ」(Only 8TR BattleFront Songs,Sing Sing Sing!収録)

本名:エヴィル・レッド(Eville Redd)

種族:人間(天才)

容貌:この時代には珍しい、黒のロングコート(黒魔術師だから極めて合目的、と本人は言うてる)

容貌2:妖しく恐ろしいまでの美貌の青年。ただ、両の瞳は常にギラギラしており、口もとの笑みは吊り上がっている。

容貌3:白髪と言ったらキレてくる銀髪

特技:全方位学術ジャンルな魔術の行使。とりわけ専門ジャンルは黒魔術(と本人は思っている。そりゃそうだろ、と他人も思っている)

人物:傲慢、口が悪い、弁が立つ、頭の回転が早すぎる。馬鹿を攻撃するのはいつだってオーバーキル。「カールルイスがなぜノタノタ歩かなけねばならない?」的論理

人物2:ちょっとお茶目。実は意外とスナック感覚で友達のために命を捨てて助けにいく

 

評伝

簡単に言えば、こいつはレッズ・エララの全時代において、最高の知性を持つ男なわけです。発想力、記憶力、分析力、夢見がちのセンス、断罪力、科学センス、もうすべて天駆けるごとくの、いわゆるジニアス(天才)

例えば、アイドルの人って自分がKawaii!ってのを自覚して仕事してるわけですが、こいつ(エヴィル)も自分が天才っていうのを自覚してます。それを「そりゃそうだよな」的当たり前として、さらに天才的に思考してってます。

その上、こいつは自分の天才に満足していなくて、物凄い知的努力、知的研鑽に励むのが趣味です。というか知的な努力や研鑽を「苦労」とまるで思っていなくて、むしろそういった知の「おもちゃ」がないと退屈してしょうがない、ってタイプ。どんどん知の高みに向かって突き進む。飽きることを知らない、貪欲な知識欲。

そのあたりで、お察しのように、世間やら社会やらと抵触バトルするわけですが、この青年、天才なので黒魔術をはじめとする攻撃魔術をマスターしているので、世間や社会を強引にブチ破っていきます。

ゆえに、世間によるこいつの評価はバキっと分かれます。天才である事実は揺らぎませんし、天才への嫉妬もまぁここでは置きます。その上で
「アレは天才だから良いのだ(崇拝)」という声と、「アレは世間には迷惑だ」という嘆息と。
しかし、それはエヴィルに振り回される世間の凡俗たる「大衆」であって、じゃあ身近な身内にはどうか、というと……

 

●SS「みんなの天才弟」

※SS……ショートストーリー、サイドストーリーの意

 

時雨「総合すると、友達・身内のみんな、どこかでエヴィル君を【見て、いじくって、面白い弟】って観ているフシがあるんじゃないかな? タイプ(いじくり方)は違えど、ちょっとずつ、そんな要素を持ってそう」

エヴィル「ガーーーー!なんじゃそりゃ!俺様はおもちゃか!? しかも上からかいぐり回されるのがオチなポジションってなんぞや!」

時「打てば響く反応、ほらこれですよ」

エ「ぐぬぅ、俺様は証明してしまったというのか。絶対認めないが」

時「だってエヴィル君、話は当然知恵と知識の極みで面白いし、見ていて派手なリアクションをするんだから、そりゃ眺めてる分には面白いよ」

エ「俺様はいつリアクション芸人としてプロダクションに入ったんじゃーい!」

時「かわいい、かわいい」(エヴィル君の癖っ毛白髪をなでなで)

エ「その弟ポジっていうのが一番胡散臭いのだが。意味がわからん」

時「まぁ、愛嬌っていうのは、本人が意図したところでどうにもならないものですから」

エ「誉めとんのかいな」

時「エヴィル君、前に人文学のおはなしで【素朴なユーモアこそが真の芸術・哲学なのだ】って言ってなかったっけ」

エ「あー……さらっと云った話ではあるが、それだけに正しいと思うとるよ。人間らしさに愛を感ずる瞬間とは、だいたいそういうもんではなかろうか。緊張の神経美のさらに一歩進んだ先の、愛すべき脱力、というか」

時「エヴィル・ザ・素朴なユーモア君だねぇ」(エヴィル君の癖っ白髪をなでなで)

エ「なんだその本名は。何が言いたいんだ」

時「ぷにぷに~~(エヴィルの頬をつっつく) わっ、鋭い頬なのに弾力性っ」

エ「俺様どうすりゃええねん」

時「これからも頭の良いエヴィル君でいてね~」

エ「コメントしづらいわー」

 

redselrla.com

第1回 Q&Aコーナー

こんにちわ。「レッズ・エララ神話体系エピソード蒐集タグブログ」管理人・残響です。同人サークル・8TR戦線行進曲の残田響一とも言います。どうぞよろしく。

これまで、幻想世界レッズ・エララに対して、いくつかご質問をお寄せ頂いております。ありがとうございます。
よって、お答えさせて頂きます。

中の人(管理人)は、昔から(15年くらい前から)、この「Q&Aコーナー」をやりたくて仕方がなかったのです。
この間、15年くらい前の学生ノート(黒れきry)を読み返したら、「ホームページでQ&Aやりたい」ってしっかり書いていました。よかったですね。

さて、それではさくさく参らせて頂きます。

 

●ヴェイパーコフィン vs 時雨とエヴィル

 

Q「ヴェイパーコフィンと、時雨&エヴィルとの実力差は?」
A「時雨とエヴィルに敵う訳がありません(圧勝)」

 

中世篇「時雨とエヴィル」シリーズより。
アンサー、もうほとんど「以上ッ」なんですけどね。敵う訳なし!
ここでは話を時雨に限定しますが、「蒸気棺桶(Vapor Coffin)」なんて、斬れますて。

それでは、お話を発展させて、
「時雨はヴェイパーコフィン(VC)の【操縦】は得意なのか?」
という事について、お話しさせて頂きたく思います。

 

●時雨とVC操縦

 

時雨は、VCの操縦が苦手です
お! このお嬢にも苦手なモンがありましたぜ!w

しぐやん、馬やロバの騎乗みたいに、「生物(せいぶつ。ナマモノ)」相手の操縦なら、「まだ」悪くはありません。体術のセンスによるものです。
もっとも、「騎士」レベルの騎乗法(専門職)のレベルではございません。

 

閑話休題

VC操縦とは、なにしろ「機械」相手ですから。
どこぞの宵闇を駆ける虎天狗も云うてますが、「ギミック得物が相手だと、どうもこちらの意志が伝わりにくい」ということです。

ヴェイパーコフィンの操縦とは、畢竟「機械体術」なんですね。
テクノロジー(込み)の、マーシャルアーツ。
これは、肉体のセンス(勘)の窮みたる剣士(聖)・時雨のやり方ではありません。

しかし、VC以降、多くの人間は、兵器たるVCを戦場で駆ることになります。
この現実世界の戦場で、皆が銃をとったやうに。
それが前提になったやうに。

 

---結局、中世の武人、時雨たちが、「最後のフィジカル戦闘(肉弾戦)世代」と云う事になるんですね。
良くも、悪くも。


●おたより募集してます

このブログのコメント欄や、ホームページの掲示板、ついったーハッシュタグ #レッズエララ より、ご意見・ご感想・ご質問などのおたよりを承っております。
回答は、その場で直に(コメント欄、ついったーリプライ)ではなく、
不定期に、このQ&Aコーナー記事にて回答させて頂きます……というスタイルにします(宣言)。
よろしくお願いします。

 

 

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ヴェイパーコフィン(2)仕様、装備、アイテム

 

レッズ・エララ世界の機動兵器、ヴェイパーコフィンの解説記事第2回です

前回(マナ論)↓

redselrla.hatenadiary.jp

 
今回記事・もくじ
  • ヴェイパーコフィン誕生
  • ヴェイパーコフィン仕様
  • オプションとしてのアーティファクト
関連項目
  • 質量ブン回し型のバトルスタイル(アレリア、セリゼ)

(2)ヴェイパーコフィン誕生

火薬と同時期に生まれた「蒸気機関」なら爆発はしない。
だがこれでは鉄の塊は飛ばせない(「射出」=瞬間のベクトルが生まれない)
発想の転換が必要だった。求められるのはいつだってInnovationである。

発想の転換

\POM!/

……であれば、巨大なモノを蒸気機関で動かせばよいのではないか?


というわけで、蒸気機関に「水」と「火」の精霊機関をハイブリッドしたエンジンを積んだ、蒸気機兵が作られた。
エンジンがどうしても巨大になるので、8メルタル以上の大きさにならざるを得ないが、同時に得られる出力は人間の数百倍。
これでぶつかるだけで全身鎧の騎士も小型の竜も複雑骨折!!(※1

 

※1……ようは悪魔騎士アレリアや、セリゼ・ユーイルトットの戦闘スタイルである。つまり「1tトラックがギロチン搭載して突っ込んできたら、剣術云々言ってられんだろ」式の武力です。

これが、ヴェイパーコフィンの誕生である。Vapor Coffin 略してVC

では一例として……

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ヴェイパーコフィン正面図

 

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背部ボイラ、シリンダー、排熱機関

写真のヴェイパーコフィンの仕様は

  • 右手、延長型・武装特化マニュピレータ。のびる
  • 左手、汎用ハンドマニュピレータ。バリスタを持つ
  • 背部 左右非対称型蒸気機関【シェイ型】。右側で上に伸びてるのがボイラ、左側でナナメ下にいってるのがシリンダ、水タンク。ナナメ上にいってるのが排熱ダクト。
  • 右手を伸ばして前傾姿勢でなぐる。左手で弓矢を放つ。

●ヴェイパーコフィン(VC)の仕様

基本的な外見としては、ずんぐりむっくり。ATより足が短くてかなりの重量感がある。蒸気の排気を利用してローラーダッシュ走行なども可能


全長は8~11m(メルタル換算、約8)、重量50~90t(トン)
起動時の重量は、内訳として、何せ水と燃料(基本的に石炭。木炭式もあるが、そこは駆動する地方の状況による)が重い。


継戦能力(戦闘可能時間)が低い。10分たったらピットイン(前線離脱)
VCをまともに戦線投入しようとしたら、オプションとして「火の魔石」や「魔法の水瓶」といったアーティファクト(魔法アイテム)が必須となる。科学の申し子VCといえども、便利な魔法アイテムは使っていきましょう。

 

●オプション・アーティファクト解説

・「火の魔石」……直径1m程度の黒い石。700度までの高熱を発する。
最大温度を放出した状態は、20分程度維持出来る。溶岩1.5tを、石炭等の触媒と共に術式で処理して精製する。術式の成立には1~2日が必要。

 

・「魔法の水瓶」……大人が一抱えする程度の水瓶。10万m^3(立方ミリリットル)までの水を溜めておくことが出来る。
(イメージとしては、異空間収納ではなく、水を物凄く圧縮して押し込んでいる式、としてください)
再利用が可能だが、それだけの水を漕ぐ(濾過)必要がある。

仕様2、装備による戦闘スタイル

ヴェイパーコフィンの仕様に話を戻す。
当然、VCは機体ごとに性能差があり、新型の量産機だと手足が長くなり、旋回性能や走破性、機動性が上がる。
ただし、バランスが取りづらいので、操縦にはセンスか熟練が必要。

メイン武装ハンマーアーム突撃用のラム(衝角
クローアームメイスハンマーを持たせて殴るのも一時期流行ったが、敵より先に自機のアームがイカレるので廃れた。
サブウェポン/射撃武装として、蒸気式バリスタ。鋼鉄の弓と弦を蒸気機関で巻き上げ、セットされたパイルや鉄球を打ち出すもの。有効射程は30m前後。
射程はないが、直撃すれば機兵の正面装甲も貫通、あるいは大きくひしゃげさせることが出来る。当然、連射は困難。

また、恐ろしく使いにくいが、チェーンフレイル(10m前後の鎖の先にスパイク付きの鉄柱をつけた品)も装備する機体がある。

 

 

次回(3)蒸気騎士 につづく……

 

ヴェイパーコフィン(1)

ヴェイパーコフィン(VC)
Vapor Coffin(直訳:蒸気棺桶)

蒸気機関をエネルギー源とする、レッズ・エララの汎用人型機動兵器。
ハイパワー・ずんぐりむっくり。

コンセプトは
「重い物理で殴る」
「銃と剣と魔法、が同居する蒸気魔法科学世界観」

 

もくじ(各項目のタイトルは仮題)

  • (1)マナ論と火薬、暴走(いまここ)
  • (2)ヴェイパーコフィン(誕生、基本仕様)

    redselrla.hatenadiary.jp

  • (3)蒸気騎士(ハイエンド機)

    redselrla.hatenadiary.jp

  • (4)電装系以降のヴェイパーコフィン、スチームオートマタの展開

 

関連項目

 

(1)マナ論、マナと火薬と爆発と

レッズ・エララ世界には「マナ(=魔素)」が存在している。マナは大気や水、あらゆるものに交じって存在している。
みなさんおなじみの「魔法(魔術)」は、マナを作用の源とする。

レッズ・エララの中世時代末期(近世前夜)……
常に争いあうサルのごとき人類であっても、科学が発達していき、ついには火薬が発明された。ま、待ってくれ、武装したサルとか言うのはちょっと待ってくれ

まず、最初に手榴弾のようなものが作られ(ま、待ってくれ…)、そして火薬の爆発力で鉄球を飛ばすことになる(原始銃)

しかしこの火薬、というか「密閉された空間で火薬を発火させる」という原理が、非常によろしくなかった
なぜなら、マナはある一定の空間内で強い衝撃(あまりにも急激な体積の膨張による圧力)を受けると、連鎖暴走するという性質を持っていた、からだ。

……いわゆる「・鉄砲、大砲」と呼ばれる概念は生まれ得た。
しかし、これは常に「マナの暴走」を引き起こす危険性をはらんでいた。
マナは「どこにでもある」ため(マナ汎存在性)、完全に暴走の危険性を排除することは、出来ない。

したがって、銃・鉄砲(原始銃)は、原理的には誰にでも扱え、かつ一定以上の殺傷力を持つ武器ではあったが、これを使う奴は「死にたがり(スーサイダー)」「博打打ち(ギャンブラー、あるいはファンブラー)」の異名(悪名)を得ることになるのだった。

 

(2)ヴェイパーコフィン誕生 に続く

 

原案 小西 裕
文章ちょこっと編集 残田響一